2018-04-08
こんにちは。
インターナショナル岩田企画株式会社、売買部の荻島(オギシマ)と申します。
今週の1コマは、とある物件の査定依頼を頂きまして調査を行ったところでの1コマを書きたいと思います。
道について
一言に「道」と言っても色々とあります。
国道、県道、私道、獣道、農道、里道などなど。
今回お話したい道は「赤道」についてです。
"赤道"
聞いたことある方、ご存知の方いらっしゃると思いますが
こちらは道路法が適用されない道路、つまり法定外道路のことで
かつては登記所に備え付けられた公図に赤色で着色されていたことにより
「赤道」や「赤線」と呼ばれるようになりました。
イメージとしては、人が歩ける程度の幅で、田舎の田んぼ道(里道)や林の中の獣道が赤道とされていることが多いです。
それでは、この「赤道」はいつからあり、現在はどのような形態なのか。
遡る事、明治時代、この時代に道路を「国道」「県道」「里道」に分類したことで赤道が生まれるきっかけとなりました。
その後、旧道路法が公布され、里道のうち重要なものが市町村道として認定されたため
現在の里道(赤道)が取り残されたのです。
そしてその赤道は明治以降の道路関係法令上、道路としてその設置、管理について
規定されることなく、管理者がはっきりしないまま現在に至っています。
ただ、基本的に赤道の所有者は国であり、維持や修繕等の管理はその所在する市区町村が行うこととなっています。
このように宙に浮いたような状態の赤道は全国に多く残っており
財源の少ない市区町村は維持管理が出来ていないことが現状として多く見受けられます。
そうすると、誰が維持管理するのか。
各役所に相談することも可能ですが
ほとんどの場合は"赤道に接している土地所有者"となります。
なんだか、腑に落ちない結果です。
赤道のほかにも青道などもありますが、いずれも道路になりきれなかった道路。
幽霊の話ではないのですが。
今週はこの辺りで失礼致します。
売買部
荻島
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ページ作成日 2018-04-08
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